両者に利点のある働き方

仕事選びは人生の転機ともいえるだろう。どのような職種、働き方を選択するかによって自分の生活が決まってくるため、しっかり考慮する必要がある。中でも、正規雇用以外の働き方として注目されているのが業務委託だ。業務委託とは、企業に雇用されるわけではなく、対等の立場で業務を引き受ける働き方である。委任契約と請負契約の2種類があり、委任契約は、成果や結果に関わらず仕事を行うと報酬が発生するもので、請負契約は依頼の条件を満たすと報酬が発生するものだ。

業務委託の大半は請負契約であり、企業側や受注側にとって特有のメリットが多い。企業側にとっては、正規雇用に比べ法律による縛りが少なく募集しやすいことや、雇用保険や厚生年金などの負担義務がないこと、人件費を削減できるなどの利点がある。受注側にとっては、企業と対等に働くので契約以外の仕事を強いられない、得意分野の仕事を専門にできる、自分のライフスタイルに合わせて働けるなどの利点があるのだ。

業務委託の中でも、クラウドソーシングはネットを通して仕事の依頼や受注を行い、業務完了によって報酬が発生する働き方として注目されており、企業側にとっては必要な人材を探すのが容易で効率がいい。データ入力など簡単な作業から、web制作やアプリ開発など高度なスキルを要するものまで、仕事のレベルや種類が豊富にある。副業としてお小遣いを稼いだり、本業として生計を立てたりなど活用の幅が広く、その過程でさらなる人生の転機が訪れたりするものだ。__ http://xn--u8j6buexcw322bl12b.com